心交社ショコラ文庫『あなたに恋はしたくない』の綾ちはる先生がご来店くださいました!

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芳林堂書店コミックプラザに
心交社ショコラ文庫『あなたに恋はしたくない』の綾ちはる先生がご来店くださいました!

あなたに恋はしたくない
『あなたに恋はしたくない』 著者:綾ちはる 発行:心交社 定価:720円
小説家の相葉佑季は中学の同級生、沖津和臣と暮らしている。
カズオミは家族の愛を知らずに育った佑季を決して否定しない大事な存在だ。触れられない、体温も感じられない当時の幼いままの、佑季が作り出した幻だったけど……。
それは過去、沖津にこっぴどく振られた佑季には心の均衡を保つためにどうしても必要だった。そんな中、約十年ぶりに沖津が現れ同居を迫られる。カズオミの存在を説明出来ない佑季は回避したかったのだが…。


心に傷を負った少年は、自分が作り出した「自分を決して否定しない存在」だけを愛し、自らの心のバランスを守ってきた。愛する存在=カズオミさえいれば幸せだった。
そこに、ホンモノの和臣が現われて、佑季は混乱してしまう。
過去と幻想に縋って生きてきた佑季は、幸せな未来を描けるのか?

……いつもと違う雰囲気でご紹介してみましたが、これ、かなりシリアスかつ難しいテーマのお話だと思うのです。だって、自分で作り出した幻想と同居してる、イケメン人気小説家ですよ?んで普段はソトヅラいいんですよ?
かなりヤバイ人なんじゃ……。
な~んて思いながら読み進めていくんですが、綾先生のなめらかでリアリティある描写に、そんな違和感はすぐにふっとんで、のめり込んでしまう自分がおりました。

そしてこれは、綾先生のデビュー作でいきなり超話題作となった『イエスタディをかぞえて』でも同じだったなぁ、とはっと思いだしました。

『イエスタディをかぞえて』とは、
イエスタディ
●『イエスタディをかぞえて』 著者:綾ちはる 発行:心交社 定価:690円
『三島冬至様、お迎えに上がりました』
突然目の前に現れた二人組の死神にそう告げられ、大学生の冬至は自分が死んだことを知る。
最後に一つだけ願いを叶えてくれるという死神の言葉に冬至が選んだのは、死ぬまでの人生のやり直しだった。
自分が居なくなった後の、恋人・椿 武彦の苦しみを想像すると辛い。恋人にならない様、出会った頃の記憶を頼りに再び人生を送る冬至だったが、己の取る行動が尽く裏目に出てしまい――。

というお話です。
主人公、いきなり死んでます。
BLでいうところの禁断の死にネタです。思えば綾先生は、デビュー作からチャレンジャーでした。
「死にネタ」の次は、「妄想」ですもの。
難しくそして人によっては地雷になりかねないネタに敢えて挑む!
これは、先生の筆力あってこそできることなんだなぁ、と改めて思いました。

綾先生と担当編集者さまに、「デビュー作で「死にネタ」って、結構冒険でしたよね?」とお聞きしたら、
「新人賞応募作だったので、インパクトがあるほうがよいかな~と思って敢えてチャレンジしました」との綾先生のおコトバが。
担当さんも「ショコラ文庫も、バッドエンドはNGですが、綾先生の作品は「死」がテーマですが、面白かったので大丈夫でした」とのこと。
「ショコラ文庫さんは、分厚く読み応えのあるページ数の文庫作品が多いので、自分の書きたい長編も受け入れてくださるかな~なんて思いました」なんてお話も。
たしかにショコラ文庫の作品は、読みごたえを求める読者さまに愛されている印象です。
綾先生の作風と読者様の小説への愛が見事一致して、今回の大ヒットにつながっていたんですね。素晴らしいマリッジ♪

難しい設定に挑みながら、最後は暖かく幸せな気持ちがいっぱい溢れる綾先生の作品。
読みごたえを求める、BL小説読みのみなさま、ぜひ、綾先生の世界観に酔いしれてくださいね。

綾先生にサインを書いていただきました!
DSCF5126.jpg
1冊1冊丁寧に、芳林堂書店と書いてくださってます。感激!
右上の指先は、絶妙なサポートが素晴らしかった担当編集者さまのもの。
サイン本制作だけでなく、会話の合間合間のつっこみがちょっとS入ってて、綾先生とのやりとり、絶妙でした(笑)

コミックプラザ店頭に飾るPOPも先生自ら書いて下さいました。
DSCF5127.jpg

完成系がコレ!
2個書いていただいたので、もったいなくて2つとも展示させていただいちゃいました。
DSCF5131.jpg
幻覚BL!豆腐メンタル!って!!!!
ぷぷぷ~っ
なんかコメディみたいじゃないですか、皆様、このお話しはドシリアスですよ~。
(でも、的確かも……さすが作者様です)

そして、コミックプラザ名物、ホワイトボードにもサインを書いていただきました。
DSCF5129.jpg

天王寺ミオ先生の上です~!
DSCF5128.jpg
おもわぬところで天王寺先生と共演できたと、本当に感激されてました。

意外な組み合わせや、豪華コラボが楽しめるのもこのホワイトボードの魅力かも?
内容は、順次入れ替わっていきますので、この状態をご覧になれるのは今しかありませんよ~
機会があれば、ときどき覗いてみてくださいね。

綾先生、心交社スタッフのみなさま、お忙しい中ご来店ありがとうございました。
先生の次回作、またまた難しいテーマにチャレンジされているようですよ~
超楽しみです。みなさまも、今から楽しみにまっていてくださいね。
ご来店、本当にありがとうございました!

みなさまの豊かな読書生活をサポートすべく、
池袋西口・芳林堂書店コミックプラザ、がんばっております。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げております。
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