セシル文庫、入荷してます(記事、少々修正いたしました)

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昨日の入荷は1冊のみでした~。

コスミック出版・セシル文庫
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●『戸惑う旦那さん お隣の旦那さん(10)』 作者:桑原伶依 イラスト:CJ Michalski 定価:620円
新学期をむかえて年長さんになったみーくんは「お兄ちゃん」という立場に大張り切り。タツヤくんという新入園児の担当になって、とっても懐かれたのはいいものの、みーくんがいないとタツヤくんは泣き叫ぶように! タツヤくんが幼稚園に慣れるまでは、と功一まで巻き込まれ、延長保育で遅くまで残るようになってしまう。功一の作家の仕事が後回しになっているのを危惧した明彦さんは功一を叱りますが…!?

大人気、BL昼ドラ第10弾ですよ! 


さて昨日、お店の近くの池袋・豊島公会堂で
『どうする!? どうなる? 都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える』というイベントがありました。

これは、近頃話題の東京都青少年健全育成条例改正案、いわゆる「非実在青少年」というやつですね、この件の現状を発表、認識する集会でした。
1000人以上の観客が集まり、みなさんの関心の高さがうかがえましたが、
その中で、並みいる著名な方々にまじり、
BL小説家の水戸泉さんがパネリストとして登場されました。

短い時間ながら、BL作家の立場からのお話はわかりやすく密度の濃い内容で、会場から笑いと大きな拍手が沸き起こっていました。
お話の内容はここでは言及しませんが、
その中で水戸さんが「最新刊の執筆をしていた時に、条例改正案が成立していないのにもかかわらず、編集サイドから内容に対する自粛要請があった」とおっしゃってました。
それがこの本。
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Hシーンではなく、少年犯罪を増長する可能性がある、との配慮からの修正だったようです。

水戸さんがこの出来事を取りあげられたのは、
「こちらの出版社が特にこの件に臆病になっているということではなく、条例が成立する前からこれだけ出版社を萎縮させる内容であるということをお伝えしたかった」
とTwitterで発言されていました。
創作・表現の現場で、確実に影響が出始めている事実を認識するべきだと思い、
私もこちらのコメントを書き加えさせていただきました。

漫画・特にBL業界に携わる者として見過ごさないこの問題。
きちんと勉強し理解を深め、正しい情報をみなさまにお伝えできればと思ってます。


明日はまた新刊入荷の予定です。
ご来店お待ちしております。
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